いやあすごかった。
すごいとは思ってたけど、ちょっと違う所ですごかった。
たぶん本当のお金持ちが集まってるのがスイスの寮なんだよね。
小学校から入れるところもある。
金持ちがそんなに子育てしてるとは思えないでしょ。
で、夏は毎日学校の前の湖でカヌーやらをして、地上では乗馬とかクリケットをするわけだな。
冬は毎日裏山でウィンタースポーツ。
マジにそういう世界。
上級生になったら、勉強もそこそこやらせてくれて、進学率もいいらしい。
で、日本の普通の人たちも、ちゃんと入学できているらしい。
そこがすごい。
とにかく関心したのが費用の高さ。それだけ。
親の収入や地位や英語力は基本的に問わず、とにかく授業料と寮費を払う気があるんなら入れてあげますよっていうわけ。
実際どこかの王族の子どもと同級生になったり、政治やビジネスのトップの子どもと同級生になったりするのに、親の収入、地位、英語力、何にもいらないの。
お金を払って子どもを送り込めばいいだけ。
実際に資産を持ってる人なんて働く必要は無いわけだから、親の職業を問うこと自体ナンセンスなわけだよね。
でも資産を証明する必要は無いのだ。
とにかく毎年お金を払い込めばいい。
同級生って言っても、数年間生活を共にするわけだからねー。
普通とはちょっと意味が違うでしょ。
それを、お金を払えば得られるわけだ。
毎日「宿題しろーっ!」「早く起きろーっ!」「早く寝ろーっ!」と言わずに済む・・・
食事も出してくれるし、洗濯もしてくれる。
週末の面倒も見てくれる。
マナーなんかも教えてくれる。
ヨーロッパの歴史を、小旅行という形で身を以て教えてくれる。
世界中から子どもが来てるから、世界の現状を肌で感じられる。
お金を払うだけでこれが得られてしまうというのが本当にすごいなーと思ったのだ。
さらにすごいことに、学校生活の世話をしてくれる日本の会社があるわけだよ。
これがまた高いんだけど。
学校から親宛の連絡を全てチェックしてくれて、親の返事が必要なものだけを回してくれる。
もちろん日本語で。
基本的なことはその会社が対応してくれるから、親には回ってさえ来ない。
だってその会社が、入学試験の代行もやってるんだよ。
つまり日本で入学試験が受けられる。
試験って言っても、日本の試験とは全然違うんだけど。
子ども達が日本に帰ってくる時の面倒も全部見てくれるしね。
お金さえ払えば、日本にじーっといたまんま、何故か子どもだけが違う世界に行っちゃうんだよね。
ホントに不思議だなあと思うのだ。
日本だったらどんなにお金持ちでも受験勉強ってするじゃない?
で、落ちたりするじゃない?
そこがそもそも違うんだよね。
アメリカに居たときに思ったんだけど
すごい家の子は、ハーバードとかスタンフォードに入れるんだよ。
入りたければ。
日本ってホント、社会主義だなあと思うのね。
普通の人たちの平等意識ってすごいでしょ。
欧米の意識と日本人の意識って、どうしようもなく違ってると思う。
でもそう言いながら、経済大国の日本の普通の人たちは
子どもを世界の中心に送り込むことができるんだよ。
ホントにそうしようと思えば。
いやはや全く、世界の仕組みをちょっと覗けた気がしたよ。
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