1年に一番大きなイベントに行ってきました。
基本的に親が企画して、クラス単位で来てくれた子ども達に輪投げなどの簡単なゲームをさせるのですね。
何かする度にお菓子がもらえるので、子ども達はトレーニングしている犬のように、一つ一つ喜んでクリアーしてました。
ショーでは、ダンスクラブの子ども達の発表や、個人的にバイオリンやピアノを習っている子ども達の発表がありました。
強制は全くありません。
うちの子達は何もしませんでした。
ゲームをやってお菓子をもらってただけ。
ショーに参加しないどころか、学園祭そのものに、親子とも全く参加しない人がいるのは驚きでした。
日本では考えられないでしょ。
私もお手伝いをしたりしたのですが、今日一日参加した感想は、
自分でアピールしたいものを伸ばすことを大事にしている学校だなということ。
引っ込み思案の子を引っ張り上げる気が無いというか、とにかく積極的な子供を評価しているのですね。
あなたが自慢できることは何?っていう感じ。
そのあたりは、たぶん欧米の一般的な考え方なのだと思います。
一芸に秀でるというか、自分が勝負できるものを早く見つけなさいと言われている気がしました。
私にはどんな特徴があるかなーと、ちょっと考えた一日でもありました。
慣れないことをして疲れたけどねー。
そうそう、うちのお隣さんの幼稚園の子が、子ども達が行っている学校の幼稚園に通っていることが判明しました。
お隣さんのお母さんが学校で私を見つけて話しかけてくれたんだけど。
でも小4のお兄ちゃんが行っている学校は教えてくれなかったよ。
しかも名字も教えてくれなかった。
変なの。
とにかく、大きなイベントが終わってほっとしたのでした。
えっと、この小学校はアメリカンスクールのようなところでしたっけ?
まさにアメリカの初等教育理念が前面に押し出されたような行事でしたねー。そうです、積極的なこと、自分の得意なものを上手にアピールできること。こうした能力が、アメリカでは非常に重視されるんですね。だから、日本人の謙譲の美徳、能ある鷹は爪を隠す式は、正当に評価してもらえないことがある。これは実に残念です。まあ、アメリカ社会で生きていくなら、ローマに入りては・・・の通りなんでしょうが。ちょっと考えてしまうこともあるんですよ。
でも、国際舞台に立つときも、ある程度の自己アピール能力は要求されるから、いい練習にはなるかも、ですがー。
投稿情報: じゃすみん茶 | 2008年5 月19日 (月) 05:06
じゃすみん茶さん
子ども達の小学校はちょっと変わっていて、マルチエイジ、マルチリンガルってことを目標にしてるのです。
3学年制なのですよ。
5,6,7才クラス、8,9,10才クラスという感じで、人数が足りないわけではなく、意図的にそういうクラス編成をしています。
各クラスに、英語担当の先生と日本語担当の先生がいて、第3外国語として中国語の勉強があります。
アメリカ人の子供にも、せっかく日本にいるのだからと、日本語もしっかり勉強してもらおうとしています。
ただ理想が高すぎて、親からの不満は多いのですけどね(笑)。
現実的には教師の力量が全然付いていっていない感じ。
積極的な子も、慎重な子も、完璧にフォローします、という建前はあるのですけどねー。
異文化の人に理解してもらう為にはある程度の積極性は必要だと思うので、今はその感覚を身につけて欲しいなと思っています。
たまたま我が家の子達は積極的な子なので、楽しめたらいいなと思ってますけど。
凶と出るか吉と出るか、こればっかりはやってみないと分かりませんねー。
投稿情報: ふぃん | 2008年5 月19日 (月) 06:51