このタイトルを見たら、スピリチュアル好きの人は必ず手に取るでしょう(笑)。
インディゴチルドレンというのは、オーラにインディゴ(藍色)を持っている、特殊な能力は持っているけど、社会に馴染めない、新人類と呼ばれている子供達のことです。
チルドレンと言っても、以前から少しはいたみたいだし、大人になってる人もいっぱいいるのでしょうけど。
しかも主役がニール・ドナルド・ウォルシュ。
「神との対話」の作者です。
といいつつ、主役がニール・ドナルド・ウォルシュというのは見始めてからしばらくして気付いたのですね。
監修をしてると思って見始めたもので、気付いてびっくり。
あんなに世界的にヒットした本を書いて、こんなに格好良いのはずるいと思いました。
インディゴの女の子やまわりの配役も良く、一応良くできた映画だったし、インディゴチルドレンと呼ばれる子供達が増えていることなど、世に知らしめる意味はあるのだろうと思いましたが
いかんせん、主役のインディゴの女の子があまりにもできすぎていて
「風の谷のナウシカ」を見た後のような気持ち悪さが残りましたね。
ナウシカよりさらに精神的に大人だったけど。赤ちゃんの頃から。
そこで、なるほどニール・ドナルド・ウォルシュだなと思ったわけです。
本を読んだ人なら分かると思いますが、あの脳天気さというか、不安のかけらもないような明るい世界に、ほんまかいな、と突っ込みたくなった人は多いはず。
この映画も、インディゴの子が江原さんばりの超能力者になってしまっていて
逆に現実感が無いというか、そこまで能力の無い、中途半端なインディゴの子供達の苦労が全く描けていないと思いました。
あるいは自分を確率するまでの苦労とか。
この子は生まれたときから聖人なんですねー。感覚が。
それってインディゴ?っとも思うし。
ここまでの子が出現した以上は、世界が救われるはず。
でも実際は一人の人間によって救われるなんてことはなくて
大勢の人たちが一生懸命生きていくうちに、少しずつ変わっていくものだと思います。
そんな感じで、ちょっと距離を置きたい、ひたすら明るく前向きなニューエージっていう映画だったかなあ。
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