今日見たのは、フランス映画「that obscure object of desire(欲望のあいまいな対象)」
ルイス・ブニュエル監督の最後の作品。
この人は「アンダルシアの犬」とか「昼顔」(ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞)、「ブルジョアジーの密かな愉しみ」(アカデミー外国語映画賞受賞)の監督さんらしい。
学生の頃、フランス映画はちょくちょく見てたので、久しぶりーと思って見たんだけど
相変わらずというか、なんというか。
1977年の作品なので、変わってないのは当たり前なんだけど。
昔見てたのも結構古い映画だったし。
雰囲気はあるからいいんだけど、「それでどうしたいの?」って監督さんに突っ込んでみたいな。
「それが人生なんです。」とか言われそうだけど。
昔のフランス映画って、オチが無いんだよねー。
生産性の無いストーリーで、感情はある程度ゆさぶられるんだけど、
最後それですか?
それは無いんじゃない?
だから何なの?
一生懸命分からない英語で、ストーリー追っかけてきたんですけど。
「残念だったね、ご苦労さん。」と、監督さんから言われたみたいな気がしたよ。
それにしても77才でこんな作品作るなんて、よっぽど不毛な人生だったんだねーと同情したくなるくらいでした。
社会的にも成功してる人なんだろうに。
このもやもや感を体感したくて古いフランス映画見るのかなー。
もう止めよう・・・
あ、でも「天井桟敷の人々」は良かった。今調べたら1946年の作品。
戦争中にこんなの作ってた人もいたんだね。
そう思うと、また手を出してしまうかも。
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