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2009年6 月15日 (月)

コメント

chiko

なんか、一般受けっていうのとは全然違うところで、ごく一部の人に受けるような方法で、それなりに生きている人って、けっこういるものなんだろうね。

こういうの、いまどきの言葉では、ニッチなニーズとか言うのかな?

これって、日本ではまだあまりない、考え方なんじゃないだろうか。欧米の、いろんな宗教とか人種の混ざったようなところだと、その中の一部の人向けみたいな商売がある。たとえば、ユダヤ教の人向けの、特別な殺し方をした肉だけを販売する肉屋さんみたいな。これを聞いたときに、びっくりした。それで商売成り立つのかって。

日本って、すべてが均一で正しいことは全員にとって正しくて、それに全員が従わないとって思いすぎている。本当はそうじゃなくて、正しいことって、いくつも同時に並立できるものなんだっていうこと。

ヨーロッパのどこかの考え方で、シュタイナー教育みたいなオルタナティブなものは、全体の1~2割がちょうどいいっていうのがあるんだって。一般の人には公教育、それ以外を選びたい人には、それ以外の教育の可能性。

日本だと、シュタイナー教育がいいとなると、日本中の子どもたちがシュタイナー教育を受けなければならない!!みたいな意見に、すぐになるでしょ。

でもそれはそうじゃなくて、いろんな部分で、社会の1,2割は、全体と違うことをしている状態が、社会にとっも、健全な状態だっていう話なんだけど。

でも日本だと、保険医でいることが正しいこと、非保険医はまるで犯罪者か裏世界に生きる人みたいなイメージがあったりして。

国の決まりに従う人(保険医)こそが正しいと、思いすぎなんだな。。。きっと。

ふぃん

欧米はいろんな医者がいそうだよねー。

日本で変なことをやるのは欧米よりもっと大変だと思う。

国民皆保険ってのが良くないと思うんだけど。
「みんな一緒」ってのに無理があると、そろそろ気づかないといけないよねー。
ありえないでしょ。

生活保護の人が一番良い医療を受けてる社会だからねー。

で、国全体がシュタイナー教育ってのも考えると怖いな。

chiko

皆保険っていう制度そのものがいけないわけじゃないでしょ。ドイツだったら、ホメオパシーとか治療オイリュトミーにも保険が利いた。それは、それが効くって証明されたっていうより、害がないって証明されたって感じなのかもしれないけど。普通の薬局の棚に、西洋薬とホメオパシーとが同列に並んでて、どっちにしますか?って薬剤師さんに聞かれる。ま、日本の製薬会社からでている、漢方ののりな気がするけど。

で、やっぱり教育の例になるんだけど、たとえばオランダだと、公立だけじゃなくて、私学も学費が無料だって聞いたことがある。つまり、私学も税金で全額運営しながら、他の団体、たとえばキリスト教だったりするんだろうけど、そういうところが運営している。どういう意識の違いがあるかわかる?これって、代替医療を保険が利くようにするかどうかっていうのと、同じ意識から来ているんじゃないかと思うんだな。

効果を国が補償し、責任を持つかわりに税金を投入するっていうのが、日本の保険だったり公教育だったりする。

オランダやドイツの例だと、国は別に効果を保障してたり責任を持ってないことにまで、税金をそれだけ投入してるってことは、結局、「正しい」ことはひとつじゃないから、その国民といえど、選択ができるべきだっていうところから来ている。と思う。

「制度」だけじゃなくて、その下敷きになる「意識」の部分で、日本もアメリカも、まだまだ遅れてる。アメリカはヨーロッパに遅れてるし、日本はその遅れているアメリカについていこうとしているんだからな。

ということで、アナタも微妙に保険医から外れたところに行こうとしているのだし、アメリカではなくて、ヨーロッパのそういう「意識」の部分を、少し勉強するのがいいと思うのだ。

ふぃん

長いコメントになるけども
ヨーロッパがうまく行ってるとは思えないんだよね。
短期的にはうまく行ったのかもしれないけど。

この間北欧のどこかの国を取材していて、国の老人ホームに入ってる夫婦の話だったんだけど、その老夫婦の貯金がゼロだったんだな。国がなんとかしてくれるからっていう理由で。素敵な夫婦なんだよ。子供達もちゃんとしてて。普通の世帯っていう扱いだったんだけど。

で、国の財政がどれだけ逼迫しているかっていうのが趣旨だったのね。スタッフの人手が足りないとか、老人ホームの経営が危ないとか。
国が面倒見てくれるっていうのは短期間の幻影なんじゃないかと思った。
制度が変わればお終いでしょ。
誰も保障してくれない。

シュタイナーの目指す共産主義はもっともっと未来の話なんじゃないかなあ。

だってサプリだって、飲んでる人は月に10万円以上なんだよ。
家族4人だと月に40万円。
病気じゃない人が飲むんだからね。
それを保険でどうのって言う方が無理でしょ。

健康にお金をかけたい人と、別のことにお金をかけたい人がいるんだし、個人の自由を認めていこうってことになったら、本当に最低限を保険という形で国が面倒を見て、プラスアルファは全部自費でってやるしかないと思う。

癌の治療だって、やりだしたら数千万すぐに行くんだし。
国民みんなにそのレベルを提供できるわけがない。

何が医療で何が美容かっていう線も引けないし。

今の世の中経済で動いてるのは間違いのないことで、だったら国の保障は最低限にしていくしかないと思うんだな。

医療にしても教育にしても、それくらい何が正しいかって分からない話だと思うんだよね。

薬の内容も教えてくれない自費の精神科が存在できるんだし。

chiko

でもさ、その北欧の国だけじゃなくて、制度の違うアメリカだって日本だって、破産しかけているんだから、破産しかけてるからその制度が悪いってことには、ならないでしょう。

ひとつの方法論しか保険とか教育制度とかが認めてないことが、日本を息苦しくさせているのは、間違いないと思うから、それが変わればいいのにってことなんだけど。

そして、それをすべて、それは個人の問題だって言うとしたら、それは私には全然面白くないんだよね。魅力がないって言うか興味が惹かれないっていうか。

日本って、本当に、つまんない国だなーっていう感想で終わってしまう。国がおもしろい必要があるのかって言われたら、別になにのかもしれないけど。

ふぃん

別に北欧が悪くて日本や欧米が良いっていう意味じゃ全くないよー。
老夫婦が貯金が全く無いのに、国を信頼しきってるってことが問題って言ってるだけで。

国を良くしたければ、自分が国政に参加しなきゃいけないわけだな。
それか個人の道を行くか。
いろんな事が理解できた上で自分の道を決めるしか無いって事。
そこまで分かって道を決めてる人は少ないなーって思っただけ。

日本を面白くしたければどんどん変えていってくださいな。

私はそれぞれの国が面白くて、つまんないっていう、そういう結論になるんだけど。
アメリカは暮らしにくかったしなー。
たぶん英語ができないっていう以上に。たぶんだけど。

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