何を今更・・・っという感じではあるのだけど。
でも単なるゆで卵ダイエットでは無いのです。
実は先日、水戸で過食で困ってる若い女性が来たんですよね。
過食しちゃって罪悪感で吐くってことを繰り返す
よくあるパターンだったのだけど。
大学生でお金は無い・・・
そこで水戸の先生が行った処方は・・・
「毎朝卵を2個食べてください。」
それだけ。
お薬もサプリも漢方も無しでした。
一応血液検査はして帰ってもらったんだけど。
過食傾向のある他の患者さんの血糖値の変動のグラフを見せて
そういう人は、血糖値がいかに無茶苦茶に動くか
そして血糖値が異常に下がる時にいかに食べたくなるか
つまり体はその時生命の危機を感じるわけで
必死になって食べさせようとするわけですよね。
それに伴って当然不安感や怒りの感情も出てくるわけで
その不安感は世界の安定をも脅かすわけです。
だって体は勝手に「死ぬぞ」とまで思ってるわけだから。
実はその子は、毎日生命の危機にさらされてたわけですね。
そして悪化すると精神病になっていくわけです。
そういうことを説明して、体調を整えると過食したいという衝動が収まるよって説明してたんですよ。
だから、「食べたいんだったら食べても良いよ。でも毎朝卵2個食べてね。」って言って帰ってもらったのでした。
そういう時に必要なのはまずタンパク質ってことで。
どうせチョコとか麺類しか食べてなくて
そういう物が急激に血糖値を上げて
そして急激に落とすわけだから。
「次に来たときに、食べたくなったらどんなものを食べたらいいのか教えてあげるからね」っていうのもちゃんと言ってた。
いやあ、見事だなーと思いましたね。
実はその子は家庭環境が不安定で、安定剤やら睡眠薬やらカウンセリングやら
治療法としてはたくさん考えられるんだけど
先生は「あの子なら大丈夫、体調を整えてあげればあとは自分で生きていける子だよ」って
そこまで見た上での卵2個だったんですねー。
前置きがすごーく長くなりましたが
そんなこんなで、卵がマイブームになってます。
でも今朝は卵1個しか食べられなかったよ。
晩酌しすぎだ。
お酒を減らすことを考えるより、朝卵2個にチャレンジしてみよう。
ちょっと話は違うんだけど・・・・
その先生がすごそうだっていうのは、わかった。で、どうしてたんぱく質かっていうのがわからないのは、私にそもそも、栄養学の知識がないからだな。
今のハウスペアレントの1人に、マクロビオティックのコックだった人がいて、その人はアメリカのマクロビのセンターで、ガンとかの患者に食事療法に則ったご飯を作ってたんだな。アジアにがん患者と一緒に、専属コックとして旅行したこともあるって。
で、その人の先生の1人は、わかい頃、分裂病って診断されて、それがマクロビの食事療法で治ったって人だったんだって。ちょうど先週、そういう話をしたとこだ。
マクロビって、日本では、ただの信仰みたいになってるけど、アメリカに来るともっと、科学的な裏づけがされているみたい。そこがアメリカのいいとこだよね。マクロビって日本で始まったんだけど、本当に現代のものとして科学的な思考を通るためには、アメリカに1回出る必要があったってことだ。
日本のマクロビだと、牛乳は牛の乳だから、そもそも人間の飲むものではありませんってなるんだけど、アメリカだと、牛乳はどういうタイプのたんぱく質を持っていて、それがどうして人によっては消化できなかったりアレルギーを起したりするのかっていうのを、ちゃんと医学的に説明しようとしている。当たり前のことなんだけどさ、こういうことが、日本ではできにくいんだよね。不思議なことに。
投稿情報: chiko | 2008年12 月 4日 (木) 05:57
タンパク質っていうのは、パターンとして、ちゃんと食事していない人はまず不足してるのだ。
体を作るのはタンパク質だからね。
そこを補給しないと何も始まらない。
タンパク質と鉄とビタミンBは、ほぼ体調の悪い人は不足している。
鉄は体調のいい女性もほぼ全員不足している。
栄養療法は、血液検査から足りないものを考えていくんだけど、やっぱりパターンってあるからね。
そこに当てはまってたら、血液検査をしなくても処方できるってわけだ。
マクロビは一般論として正しいんだろうね。
栄養療法の方がもっと個別に対応できるとは思うけど。
しかも料理しなくていいし。
私が日本でマクロビにはまらなかったってのは、なんか雰囲気で語ってるって感じがイヤだったんだよね。
宗教的っていうのはその通り。
地元の食材を食べましょうっていうキャンペーンの反対で、同じ地域からだけ食べると同じ化学物質を取ることになるから、広い範囲からの物を食べましょうとかっていう反論が必ず出るじゃない。
その結論を科学的に出す風潮が無いからさ。日本って。
結局どっちやねんっていう話になるわけでしょ。
ま、しばらく分子整合栄養医学ってやつで効果を実感してみるよ。
科学的な検証って、私の性に合ってるんだよね。
水戸の先生は、子供のチックはナイアシン補給で100%治るって言ってるんだよね。
我が家の息子の長年のチックが治るかどうか見物でしょ。
今までの医療では、チックは治せなかったんだよね。
投稿情報: ふぃん | 2008年12 月 4日 (木) 06:43
もう一カ所コメント。
分裂病っていうのはそもそも治らない病気なのね。
でも治ったっていうのは、そもそもの診断が間違ってたってことになるの。
面白いでしょ。
日本で「分裂病」っていう病名が「統合失調症」っていう口当たりの良いものになって、そう診断をされる人が爆発的に増えたんだって。
だって「幻聴」が聞こえたら「統合失調症」になるんだよ。
霊能者はみんな統合失調症だよね(笑)。
結局その病名を付けられてる人のほとんどが栄養障害で、脳内の伝達物質の合成がうまくできてないっていうのが栄養療法家の理解だ。
実際サプリで治るから。
だからマクロビオティックで「治る」のだ。
最初から栄養が足りてないだけなんだけど。
投稿情報: ふぃん | 2008年12 月 4日 (木) 06:52
じゃあさ、もし、分裂病の人が治ったら、治った時点で、それは誤診でしたってことになるの?それって、ただの言葉遊びっていうかなんていうか。
じゃあ、そううつ病は?パラノイアは?
あと、もうひとつ。
アメリカのマクロビって本当は、個々人の年齢、体質とか病状によって、個別に必要な食材を決めるんだって。そのために専門の勉強をして、そういう判断をする人がいるんだって。ウチのハウスマザーの人は、そこまでの勉強はしなかったって。
で、一般的に病気じゃない人は、そこまで必要じゃないから、砂糖を食べ過ぎないとか、肉、乳製品を食べ過ぎないっていうのが、おおまかなところなんでしょう。マクロビって言っても、全員がベジタリアンじゃないんだよ、アメリカの場合。私は日本では、そうだと思い込んでいた。
そのハウスマザーの人も、自分の体質には肉は必要だからって、多少は肉も食べている。野菜の方が好きだって言ってたけど。
日本でマクロビ関係の友人って何人かいたけど、そこまでの話って聞いたことなかったんだよね。アメリカに来て、やっぱりマクロビって進化したんだろうなあ。不思議。
そのために、科学的な根拠もちゃんと使ってるみたいだから、結局、そういう意味では、栄養療法と同じってことになる。あとは料理するかしないかだけど(笑)、専属コックをみなが雇えるわけじゃないからねえ。
ま、昔はサプリが売ってなかったから、他に選択肢がなかったわけだけど。
最初に日本でマクロビを始めた人は、本当に直感的にすぐれた人だったんだろうな。でも医者とか科学者じゃなくて、考え方、伝え方があまりに日本的だったのでしょう。
そのあと、アメリカにマクロビを広めようとした人(日本人)が、本当に素晴らしかったらしい、っていうのは、ウチのハウスマザーの言ってたことだ。
なぜ、ミソと玄米が身体にいいかって、日本だと昔の食事に帰ろうですむけど(それも問題だけど)、アメリカでは科学的に説明しようとしたらしい。そしてもちろん、アメリカならではのマクロビ的な食事を考えていったわけだ。だから、結局日本でよりも、欧米でマクロビって評価されて、ドイツでもマクロビの製品が売ってたし。
最近は日本に逆輸入されて、それでマクロビってちょっと日本でも広まったんだよね。
でも、そもそもウチのおばあちゃんって、マクロビの元祖の人の本を持ってたような・・・。
疑問がもうひとつ。
消化酵素のことはどうなるの?つまり、食べても消化できないで、出てしまう人の場合のこと。これは自閉症の本ででてきたんだけど、自閉症の人って消化酵素(エンザイムって日本語ではこうだよね?)が偏っている場合があって、食べたものが栄養にならずに出てしまう。だから、その人のエンザイムの状態を調べて、それに合ったサプリを処方するらしい。食事療法の場合もあるけど。
で、自閉症児の興奮が、少し落ち着いたりするわけだな。
知り合いの小麦アレルギーだった人も、エンザイムのナントカを処方してもらったら、長年の小麦アレルギーが治ったんだって。その人の娘さんも、同じアレルギーがエンザイムで治ったって。
エンザイムに問題がある場合、同じサプリを取っても、体内に吸収されるかされないかが違うってことになるでしょ。え?違う?エンザイムがなにかよくわからずに、私もその本を読んでたんだけどさ。
ああ、たくさん勉強して、私にも教えてね~。
投稿情報: chiko | 2008年12 月 4日 (木) 07:59
あの・・・どこまでここで説明して欲しい?(笑)
chikoちゃんのコメントを読んで、アメリカのマクロビはなかなか頑張ってるんだなって思ったけどね。
ポイントだけを説明すると、
当然人によって吸収の程度って違うので、血液検査で可能な限りその人の状態を推測するのだ。
吸収された結果を見てるのだね。血液の中だから。
胃腸の粘膜の状態も推測する。
粘膜が弱ってそうだったら、まず粘膜を強くすることを考えるんだ
な。サプリの効きが全然違ってくるから。
ピロリ菌がいたらまず除菌する。そこまでやる。
マクロビだったらその人の気質とか肌の状態とか、そういうのを見て必要な物を考えるんだろうけど、栄養療法は血液検査の理想値っていうのがあって、それで考えるから、初心者でもすぐに分かる。そして間違いが少ない。経験がいらない。
マクロビは体調を良くしてピロリ菌除去を目指すんだろうけど、抗生剤の大量投与で5日間でいなくなるからね。そこはとってもシンプル。
そしてこの数字が少ないから例えばビタミンB6が足りないんですねっていう話になるんだけど。
B6が足りないからってそれだけ補給しても作用しないっていうのがあってそこは少しややこしい。
そしてもう一つ。
体内の酵素も「物質」でできてるわけでしょ。アミノ酸だったり亜鉛なんかの金属だったり。そしてビタミンの存在で活性化するんだな。
必要なたんぱく質とかビタミンとかミネラルを補給すると、必要な酵素を体が勝手に作るわけよ。
マクロビだと酵素を入れるんだろうけど、栄養療法はもっと分子的なものを入れる。
これでこの酵素を作ってねって思いながら。
あとはイチョウ葉エキスとかユーカリエキスとか、結果的に血液検査が良くなるものは何でも入れる。漢方薬でも構わない。
そこは医者がやってるだけあって、なんでも利用できるのだ。
とにかく体を分子レベルまで分解して考えて、足りないものを補給しましょうっていう考え方だ。
それが地元の食べ物であろうがサプリであろうが、冷凍食品であろうが気にしない。
でも冷凍食品だと数字が悪くなるから止めてねってことになるんだけど。
脳内の伝達物質も「物」だからね。
だから「分子整合栄養医学」って名前になってるのだ。
分子レベルで理屈にあってることを目指そうよってことだな。
すごく分かりやすいと思うぞ。
もちろんこれで全ての病気が治るわけじゃない。
ただこれでも治らないものが本当の精神病ってことになるんだと思うよ。躁鬱病や引きこもりも含めて。
ビタミンBを飲ませると、子供は夜すごくよく眠るようになるんだって。
ビタミンBでイライラが取れるようだ。カルシウムは有名だけど。
続きはまた今度ね。(笑)
投稿情報: ふぃん | 2008年12 月 4日 (木) 18:38